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  • 執筆者の写真しょうへいくん

ルリビタキ (学名:Larvivora cyane)

更新日:2023年12月14日


ルリビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)

ルリビタキは、青色の羽毛がとても美しく、独特のさえずりで知られる野鳥です。日本国内では、広い範囲で見ることができ、冬のシーズンには一度はじっくり見に行きたい野鳥の一種ですよね。 ルリビタキの動画@秋ヶ瀬公園

※三脚がなかったりとかで手ブレが酷く編集かなり頑張ったのですが、許してください。。


目次


ルリビタキとは

ルリビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)

ルリビタキ(学名:Larvivora cyane)は、スズメ目ヒタキ科に属する青い小型の鳥類です。全長14cm程度で、オスは青色の羽毛を持ち、胸部には藍色の斑点模様があり、目の周りには黒色の斑点模様が見られます。メスは褐色がかった羽毛を持ち、胸部には白い斑点模様があります。幼鳥はメスに似ているが、やや褐色が濃く、胸の斑点が少ないという特徴があります。


ルリビタキは、主に東アジアに分布し、冬季には中国南部や東南アジア、インドなどに渡り越冬します。日本では、北海道から九州まで広く分布しており、特に本州の太平洋側に多く生息しています。ルリビタキは、日本においては冬鳥として知られ、12月から3月頃にかけて、河川敷や公園などの都市部でも観察されます。


ルリビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)

外見と特徴




オスの外見


ルリビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)

ルリビタキのオスは、青色の羽毛を持ち、頭から背中にかけては青色が濃く、腰や尾羽にかけて淡くなります。胸部には藍色の斑点模様があり、目の周りには黒色の斑点模様が見られます。くちばしや足は黒色で、目は大きく、黒色の瞳を持ちます。翼を広げると、翼幅は約20cm程度になります。

メスの外見


ルリビタキ(メス)
ルリビタキ(メス)

ルリビタキのメスは、オスに比べると地味な色合いの羽毛を持ちます。褐色がかった色合いが多く、胸部には白い斑点模様があります。目の周りには、オスよりも淡い黒色の斑点模様が見られます。くちばしや足は黒色で、目は大きく黒色の瞳を持ちます。

幼鳥の外見

ルリビタキの幼鳥は、メスに似た褐色がかった羽毛を持ち、胸の斑点が少ないという特徴があります。成鳥のオスに比べると、青色の羽毛が少なく、地味な色合いが目立ちます。目の周りには、淡い黒色の斑点模様が見られます。


分布と生態


分布

ルリビタキは、主に東アジアに分布しており、日本を含めて中国、朝鮮半島、台湾、フィリピンなどで見られます。日本国内では、北海道から九州まで広く分布しており、特に本州の太平洋側に多く生息しています。


生息環境

ルリビタキは、森林や林縁、丘陵地帯、河川敷などに生息しています。繁殖期には、特に山地の森林や渓谷、谷間などに生息しており、夏季には高山帯にも分布します。また、冬季には低地の公園や街路樹などでも見られるようになります。


ルリビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)


鳴き声と繁殖期の行動

ルリビタキは、鳴き声が特徴的で、高い音域でさえずり、さえずりの間には短い間隔を空けます。オスは繁殖期になると、木の枝や葉っぱなどを口にくわえ、奇妙なポーズをとる「珍妙なポーズ」をとることがあります。このポーズはメスに対する求愛行動で、オスの羽毛の輝きを強調することでメスを誘います。



食性と生活習慣


ルリビタキは、主に昆虫を食べる肉食性の鳥である。春から夏にかけては、成虫や幼虫、蜘蛛などを捕食することが多い。繁殖期以外の時期には、果物やミミズ、小型の爬虫類、果樹園に生える雑草の種子なども食べる。


食性

ルリビタキの食性は、昆虫食性である。主に蜂類や蝶類、クモ類、甲虫類などを食べる。果物も好んで食べるが、占める割合は少ない。繁殖期には、昆虫の成虫や幼虫を捕食し、雛のために育てる。

捕食方法

ルリビタキは、飛翔しながら獲物を捕らえる狩猟法をとる。蜂類などの飛び回る獲物を追いかけ、空中で捕まえることが多い。地上での採餌も行うが、昆虫がいる葉っぱの上を飛んでいくことが多い。


繁殖期以外の生活習慣

ルリビタキは、繁殖期以外の生活習慣として、果物や小型の爬虫類、果樹園に生える雑草の種子などを食べる。冬期には、主に果物を食べることが多い。また、非繁殖期には、しばしば人家近くに姿を見せることがある。


ルリビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)

繁殖


繁殖期の様子

ルリビタキは、4月下旬から6月にかけて繁殖期を迎えます。繁殖期になるとオスは鮮やかなブルーの羽を広げ、その美しさでメスを誘います。縄張りを定め、エサを持ち帰ってメスに差し出すという行動を取ります。


巣作りと卵の産み分け

繁殖期になると、ルリビタキは地上に巣を作ります。オスは巣の材料を集め、メスが巣を作ります。巣材には、草や枯れ葉、地衣類、羽毛などが使われます。巣は樹の根元や草地の地面に作られ、卵は通常、4月下旬から5月中旬にかけて産み落とされます。1回に2~6個の卵を産むことが多いとされています。


育雛期

ルリビタキの卵は、孵化までに約12~14日かかります。孵化した雛は、生後約2週間で羽が生え、巣から飛び出すようになります。親鳥は、巣立ちするまでの期間、卵や雛を暖め、餌を与えます。巣立ち後は、親鳥が雛の飛行や餌探しの仕方を教え、約1か月後には独り立ちするようになります。


羽ばたく瞬間のルリビタキ(オス)
羽ばたく瞬間のルリビタキ(オス)

保全状況


国内の保護状況 ルリビタキは、日本では国の天然記念物に指定されています。また、都道府県によっては、県の天然記念物や保護動物に指定されていることもあります。国内では減少傾向にあり、環境省が作成したレッドリストでは、絶滅危惧IB類に指定されています。


国際的な保護状況

ルリビタキは、日本国内のみならず、アジア全体でも広く分布している野鳥であるため、日本国内にとどまらず、国際的にも保護の対象となっている。


バードライフ・インターナショナルによると、ルリビタキの個体数は安定しているが、その生息地が減少しているため、世界的には軽度懸念種(LC)に指定されている。ルリビタキは、広い範囲で分布しているが、生息地の喪失による影響を受けている。特に、農地や都市部の開発による生息地の破壊が問題となっており、野生動物保護法などによって保護されている。


一方、日本国外においても、ルリビタキは保護の対象となっている。中国では、レッドリストで絶滅危惧種に指定されており、インドネシアでも同様の指定がされている。また、鳥類の渡りの様子を研究するバードウォッチャーたちによって、ルリビタキの研究が進められ、生息地の保全や繁殖に関する知見が得られている。


野鳥観察との付き合い方


野鳥観察とは

野鳥観察とは、野鳥を観察することで自然や生き物を知り、自然環境に興味を持ち、自然保護につなげることを目的とした趣味である。野鳥観察は、野鳥に関する知識を深めることで、野鳥の生態や繁殖、渡りなどを観察することができる。


観察する際に注意すること

ルリビタキを観察する際には、自然保護のために注意が必要です。以下に注意点をいくつか挙げます。


まず、自然環境に影響を与えないようにしましょう。野生動物は、人間が近くにいることによって不安を感じることがあります。そのため、ルリビタキを観察する際は、距離を保って静かに観察しましょう。また、ルリビタキの生息地にごみを捨てたり、草木を破壊する行為は避けましょう。


次に、ルリビタキをストレスにさらさないようにしましょう。例えば、群れの中に飛び込んだり、巣を覗いたり、繁殖期の鳥を追いかけたりすることは、ルリビタキにストレスを与え、生態系に悪影響を及ぼすことがあります。また、鳴き声や写真撮影などによって、ルリビタキが警戒してしまうこともあります。そのため、観察する際には、ルリビタキがストレスを感じないように配慮しましょう。


最後に、法律や規則に従いましょう。ルリビタキは、野生動物保護法によって保護されています。そのため、ルリビタキを捕獲することや、巣に触れたり、卵を持ち帰ったりすることは違法です。また、ルリビタキの生息地での鳴き声や行動の撮影には、許可が必要な場合があります。観察する前に、法律や規則をよく確認しましょう。


観察スポットの紹介

ルリビタキは日本全国で観察することができますが、特に観察しやすいスポットをいくつか紹介します。


高尾山(東京都八王子市):

東京からアクセスが良く、鳥獣保護区に指定されているため、野鳥の宝庫としても有名です。ルリビタキは春先に多く見られます。


池の平温泉(長野県軽井沢町):

長野県内有数の温泉地であり、周辺の森林には多くの野鳥が生息しています。ルリビタキも春先には多く見られます。


かもしか飛行場(埼玉県さいたま市):

鳥類の多様性を保護するため、国際自然保護連合(IUCN)の「飛行場を利用する鳥類の保全指針」に基づいた管理が行われているスポットです。ルリビタキは冬に飛来し、雪景色とのコントラストが美しいです。

注意点としては、野鳥を追いかけたり、巣に近づいたりすることは避けるようにしましょう。また、鳥の繁殖期には巣に近づかないように注意し、周囲に影響を与えないようにすることが大切です。


アスファルトとルリビタキ(メス)
アスファルトとルリビタキ(メス)

関東圏でのルリビタキの飛来時期は、12月から3月頃です。この時期に関東の観察スポットを訪れると、幻想的な青い鳥を目撃することができます。


関東圏でのルリビタキの観察スポットとしては、東京都内でも高尾山や奥多摩湖周辺、千葉県の富津岬、茨城県の常陸太田市などが有名です。さいたま市に隣接する川口市の「かわぐちの森公園」や「川口市城北公園」、そして春日部市の「春日部市立動植物公園」でもルリビタキを観察できることが報告されています。また、埼玉県内であれば秩父地方でもルリビタキを見ることができる場合があります。

これらのスポットは、自然が残る場所であり、ルリビタキ以外にも多くの野鳥を観察することができます。しかし、人気のあるスポットでは駐車場やトイレの設備が整っていることが多いため、混雑することもあります。観察の際には、周囲の方々に迷惑をかけないように心がけましょう。


関東圏でのルリビタキの飛来時期は、冬季である12月から3月頃にかけてです。この時期になると、関東圏でも多くの野鳥愛好家たちがルリビタキの観察を楽しみにしています。ただし、観察する際には十分な注意が必要です。野鳥がいる場所に入る際には、周囲の自然環境に配慮して行動し、野鳥に近づきすぎないようにしましょう。また、騒音やライトなども野鳥を驚かせてしまうため、適切なマナーを守ることが大切です。


その他ヒタキ系の野鳥との違い


ルリビタキは、ヒタキ科に属する小型の鳥であるが、他のヒタキとの違いも存在する。まず、ルリビタキは、繁殖期のオスが青い羽毛を持っていることが特徴的である。これに対して、他のヒタキのオスは、黒や茶色の羽毛を持っていることが多い。また、ルリビタキは、翼を広げたときに、青い帯状の羽毛が見えることも特徴的である。

さらに、ルリビタキは、他のヒタキと比較して比較的大型である。一方で、ハクセキレイやツバメなど他の小型の鳥と比較すると、大きな体格を持っているとは言い難い。また、ルリビタキは、飛翔中に尾を広げることがある。これに対して、他のヒタキの多くは、飛翔中に尾を閉じていることが多い。


また、ルリビタキは、他のヒタキに比べて、冬季に渡りの個体数が多く、北海道以南の広い範囲に分布している。一方で、他のヒタキは、南方への渡りが多く、冬季には日本国内ではほとんど見ることができない。


以上のように、ルリビタキは他のヒタキと比較して、羽毛の色合いや大きさ、飛翔時の尾の形状などに違いがある。これらの特徴を知ることで、野鳥観察者はルリビタキを正確に観察し、他のヒタキとの違いを楽しむことができる。


まとめ


ルリビタキは美しい青い羽色が特徴的で、日本の森林に生息している野鳥のひとつです。オスは青い羽色が鮮やかで、メスは灰褐色の羽色が特徴的です。幼鳥はオスの羽色を少し残しながら、メスに近い羽色をしています。日本では冬になると北方から渡ってきます。主に関東地方での観察が多いですが、全国的に分布しています。


ルリビタキは、昆虫や果実を食べ、草地や森林内を飛び回ります。繁殖期には、巣作りや卵の産み分け、育雛期などの行動を見ることができます。国内外での保護状況は、安定的な状態が続いていますが、環境破壊や人間の活動によって、生息環境が脅かされることもあります。


野鳥観察は、自然との触れ合いや心の癒しを与えてくれます。ルリビタキを観察する際には、自然環境を守り、観察に際して周囲に迷惑をかけないよう注意しましょう。また、野鳥観察スポットを巡ることで、さまざまな場所でルリビタキを観察することができます。


朝日とルリビタキ(オス)
朝日とルリビタキ(オス)


最後に


ルリビタキは、青い羽色が美しい野鳥のひとつです。自然豊かな環境での生活や、自然との触れ合いを通じて、私たちの心を癒してくれます。ルリビタキをはじめ、野生の鳥たちが生息する環境を守り、保護することが求められると考えます。野鳥観察には、適切なマナーやルールを守り、環境保全に十分に配慮して行いましょうね。

野鳥観察を通じて、自然との共生や生態系の大切さについて再認識することができますよね。ルリビタキをはじめとする野生の鳥たちが、私たちにとって大切な存在であることを忘れず、今後もその美しさや生態に触れ、自然とのつながりを深めていきたいですね。


夕暮れ時のルリビタキ(メス)
夕暮れ時のルリビタキ(メス)

奥付


参考文献


 ・eBird(https://ebird.org/)

   ー ルリビタキ

 ・日本野鳥の会(https://www.wbsj.org/)

   ー ルリビタキ

   ー 野鳥ガイドブック2022-2023

   ー 知っておきたい野鳥の保全状況

 ・バードライフ・インターナショナル(https://www.birdlife.org/)

 ・野鳥と自然とのかかわりの広場

   ー 野鳥の名前と特徴

 ・野鳥観察のポイント

   ー 繁殖中の野鳥の観察方法

 ・聖ヶ丘自然観察の森

   ー 多摩川流域の鳥類

 ・Handbook of the Birds of the World Alive

   ー Blue-and-White Flycatcher (Cyanoptila cyanomelana)

 ・バードライフ・インターナショナル

   ー ルリビタキ

 ・IUCN Red List of Threatened Species

   ー  Cyanoptila cyanomelana


注釈


※本記事の内容は、2023年4月現在の情報を元に作成されています。情報が変更されることによって、一部内容が古くなる可能性があります。また、文章中に記載されたURLは、記事作成時点のものです。

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